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訪問歯科の利用条件はある?

公開日:2019/12/15  最終更新日:2019/11/29


自宅まで歯科医師と歯科衛生士が来てくれる訪問歯科は大変便利な存在ですが、利用条件があることを知っていますか?自宅で保険適応となる治療を受ける行為は誰でも自由におこなえるわけではないので注意しましょう。意外と知られていない内容もあるので、これから詳しく説明していきます。

クリニックまで通院できない場合に限られる

訪問歯科の治療はクリニックに出向いて治療を受けるときとは事情が少し違います。クリニックまで足を運んで治療をおこなうことは誰でもできますが、歯科医師や歯科衛生士が自宅や施設に出向いて治療をおこなう際には、相応の理由が必要になるからです。

具体的には、何らかの事情があってクリニックまで出向けない事情がある場合に限って、訪問治療が許されているというわけです。保険を使わない自由診療という治療法であれば、何も取り決めはありませんが、医療保険や介護保険を使って治療する際には、それなりの理由がないと歯科医師を自宅まで呼ぶことはできません。

とはいえ、どこからがOKだという線引きに明確な基準はなく、各歯科医師の判断に任されているのが実情です。なので、実際に診察をおこなう歯科医師が、訪問診療が必要だと判断すれば、この条件はクリアできます。もし、歯科医師の判断だけでは難しい場合には、医師の診断書が必要になるケースもあるので、持病がある人は歯科ではない別のかかりつけの医師にお願いすることになるかもしれません。

寝たきり状態にある場合など目で見てはっきりと分かる場合には、診断書は必要ありませんが、例えばうつ病などで歯科医師が目で見ても判断に困る場合には精神科の医師に診断書を書いてもらい、訪問治療の必要性をハッキリとさせてから治療が開始されるでしょう。

しかし、クリニックまで行くのが面倒などの特別なケース以外であれば、訪問治療の必要性はそこまで問われることはありません。それ以外で時々あるケースは、入院中の患者さんで歯科にかかりたいけれど、その病院に歯科がなく受診できない場合です。この場合には、病院内で自由に動けるほどの体の状態だったとしても、病院から別のクリニックを受診するのは現実的に難しいため、訪問治療を受ける適用として認められます。

中にはかかりつけの歯科医師がおり、入院中の病院に歯科があるにも関わらず、かかりつけの歯科医師に来てもらっている人もいます。かかっている病院の主治医の許可が出れば、入院先でも柔軟に訪問診察を利用することができるということです。

反対に、これらの条件を満たさない人は訪問治療を利用することができません。歯科医師が見たときに訪問治療が必要ないと判断されそうだという心配がある場合には、訪問診療を申し込む際に電話で診断書の必要性を確認しておくと良いでしょう。最初の診察を受ける際に診断書がないから診察が始められないという事態になると困るので、事前に聞いておくことをおすすめします。

訪問先からの距離にも取り決めがある

訪問治療を受ける際には、訪問先クリニックからの距離が16キロメートル以内に限られるという決まりがあります。ただし16キロメートル以内に保険診療で訪問治療をおこなうクリニックがない場合には16キロメートルを超えてもOKということになっています。

訪問治療は移動時間が必要となるため、あまりに遠い場所にあると移動する歯科医師が大変です。自由に訪問治療を受けるクリニックを決められるルールになっていたとしたら、依頼を受けるクリニックの負担は相当なものになります。

患者さんの家が離れすぎていると、1日に診察をおこなえる数が限られてしまい、クリニックとしての収益が満足に得られません。そのため、基本的には16キロメートル以内というルールを設けることにより、移動時間が不必要に増えないような仕組みになっているというわけです。

通常はクリニックまで自分の足で移動するので、遠かったとしても患者さんの負担が増えるだけで済みます。そのため、訪問ではない形で治療を受ける際には距離も取り決めはありません。自分がかかりたいと思ったクリニックであれば、どこでも自由にかかって大丈夫です。

しかし、訪問治療の場合には、患者さんは待っているだけで済みますが、歯科医師がその分移動をしなくてはいけません。そうすると治療できる時間が減ってしまうので、異動時間を減らせるようになっています。

ただ、実際には距離を測ってクリニック探しをする人は少ないと思うので、近くで訪問歯科をおこなっているクリニックを見つけたら、電話して訪問してくれるか聞けば良いでしょう。住所さえ伝えれば後はクリニックの人が訪問できるかどうかを判断します。

もし近くにあるクリニックの診察内容に不満がある場合にも、16キロメートルを超えているクリニックに相談してみてください。クリニック側の許可が出れば、少し距離が離れていても訪問してくれるケースが多いです。

ダメ元で聞いてみると案外OKがもらえたりするので、診察内容や対応に満足できるクリニックを優先させて選んでください。距離が近いからという理由だけで、クリニック選びをすると満足できる治療が受けられない恐れがあります。

治療を介護保険適用にするためには

訪問歯科を受けるための条件は、クリニックまで通えない状態であることと、クリニックからの距離が16キロメートル以内であることの2つです。しかし、治療を介護保険で受けたい場合には、さらに満たさなくてはいけない条件があります。

まず介護保険を使う場合には、歯科に限らず要介護認定を受ける必要があります。これは「要介護1」などと言われる類のもので、身体的・精神的な状態を数値化して、介護が必要な度合いを示すものです。

介護度が高ければ、それだけたくさんのサービスを受けられる仕組みになっており、生活が自立している場合には介護認定がおりません。そのため、何らかの疾患があって体の状態が悪く訪問診療を受ける必要があったとしても、介護認定がおりなければ医療保険で治療をおこなう必要があるということです。医療保険が使えれば何割かの負担で済みますが、負担割合によっては介護保険のほうが安い費用で治療が受けられるでしょう。

介護認定がおりている以外の条件としては、自宅や居宅系施設に入所していることが挙げられます。つまり病院に入院中の場合には、介護保険は使えないということ。保険ごとにルールが異なるので、しっかりと押さえておいてください。

また、居宅療養管理指導を受ける必要もあります。これは歯科医学的管理を継続的に受けて、歯科医師がケアマネージャーに患者さんの情報を伝えてケアプランに反映することです。介護保険を受ける際に必要になってくる介護度の調査をおこなうのがケアマネージャーで、介護保険を使って歯科治療を受ける際にはケアマネージャーにも相談しておかなくてはいけません。

これらの条件を満たしていて、かつ治療を受ける本人が介護保険の適応を希望した場合にのみ、介護保険が適用されるというルールになっています。

 

訪問歯科は誰でも受けられる治療ではありませんが、自宅から出られないなどの問題を抱える場合には便利な存在です。お口のケアは寿命に直結するほど重要なことです。クリニックに行けないからといっておざなりにしてはいけません。

特に寝たきり状態になっていると、口内の状態の良し悪しが身体にも大きな影響を及ぼします。本人が望む場合はもちろん、歯科医師の診察を受けてから時間が経過している場合なども、訪問治療を検討してみてください。

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