訪問歯科診療・出張歯医者選びのサポートをしてくれるおすすめ紹介窓口をランキングでご紹介!【口コミでも評判の在宅治療サービス】

訪問歯科で行われる摂食嚥下療法とは

食べ物が飲み込みにくかったり噛みにくい、食事の時にむせるなどの症状がある場合は摂食嚥下障害の可能性があります。

摂食とは食事を摂取することで、嚥下とは飲み込むということです。

摂食嚥下障害は誰にでも起こりうる障害です。

これを予防する為や改善するために行われるのが、摂食嚥下療法です。

 

摂食嚥下障害の原因にはどのようなものがあるのか

摂食嚥下障害の原因には、唇顎口蓋裂(三つ口)などの生まれつきの病気や耳鼻咽喉科の手術後や脳性麻痺、認知症や脳出血や脳梗塞などの脳血管障害、筋肉の病気や呼吸などがあります。

そして、パーキンソン病の薬や抗不安薬などの薬が原因となることもあります。

つまり、誰にでも起こることがあるのです。

タレントの堀ちえみさんが舌癌の手術をされて、ゼリーが飲み込めなかった時の様子などがブログに公開されていますが、あのような状況も摂食障害の一つです。

人は年齢を重ねると、誰もが多かれ少なかれ飲み込む力が弱くなり食事中にむせたり、顎の筋肉の力が衰えてきてしっかりと噛むことができにくくなってきます。

加齢現象もまた、摂食障害や嚥下障害の原因の一つです。

日本はこれから超高齢化社会を迎えます。

2016年10月1日現在の75歳以上の人口は1691万人ですが、2025年には2179万人の人が75歳以上になると推計されています。

実に全人口の18%にもなるのです。

今後はますます在宅療養をする人が増え、摂食(食べること)に問題のある人や嚥下(飲み込むこと)に問題がある人も増えて行く可能性が高いと思われます。

 

食べるということは意外と複雑な機能

日常の中で、特に苦労をすることもなく何気なく食事を楽しんでいるという人が大半だとは思いますが、実は何の苦労もなく食べることができるためにはいくつもの複雑な機能が絡み合わないと可能ではありません。

まずはここに食べ物があるということを認知できないとダメです。

目の前にある物が見えて、それが食べ物だと分かることから始まります。

そしてそれをお箸やスプーンやフォークなどで口腔内に入れて口の中で噛んで飲み込み、咽頭や食道を経て胃に送り込んでいます。

このルートのどこかに異常が起こると「摂食嚥下障害」となります。

むせたり飲み込みにくかったり、飲み込めてものどに何か引っかかっているように感じたりといった不都合が起きてきます。

しかし、食べることや飲み込むことのリハビリを行うことで、回復する可能性もあります。

口から食べたいと言った希望や固形物を食べられるようになりたいという希望や、むせてしまうとか上手く呑み込めないといった悩みに対してサポートしています。

口腔ケアを行ったり唾液腺のマッサージをして、唾液の分泌を促してやるだけでもかなり違ってきます。

 

具体的にはどのようなことを行うのか

飲み込むことや食べることのリハビリは、まずは状況を知ることから始めます。

食べるということに対してどのような問題を抱えているのかを聞きとったり、実際に食べている様子を拝見して問題点を整理していきます。

その後プログラムの立案を行い、目標を設定してその目標に合わせてプランを考えます。

実際にリハビリが始まれば、定期的に経過を見てプランが適切であるかどうかや無理はないか等の評価を行って、プランの見直しをします。

また、上手くリハビリが進まない場合や問題があった時はその都度スタッフ間で連絡を取り合ってカンファレンスを行います。

プランに問題はなかったか、どのようにすればよいかなどを話し合います。

固形物を食べたいという場合は、ミキサー食やムースやゼリーなどを使って食べてみたり、「とろみ」を付けたりした食事から試してみるなど、一人一人の状況に合わせて適切な硬さや柔らかさの食べ物を考えます。

液体の物よりも少しドロリとしたものの方が、ゆっくりと喉を通るので飲み込みやすいということが多いです。

この辺りは介護者が良く勘違いをされていることがあるので、そういったアドバイスも行っています。

 

口腔ケアで「むせる」が予防できる

飲み込む力が衰えて来ると「むせる」ということが起きてきます。

むせて咳き込んでしまうのは、誤って気管に入り込みそうになった唾液や食べ物をきちんと食道に送り込むためです。

気管に入りそうになっているのに咳き込めないよりは、咳をしてむせるほうが良いのですが、本人は苦しいでしょう。

このようなむせ込みには、一度に口に運ぶ量の調整嚥下訓練口腔ケアが有効です。

またむせそうになったら「あー」と声を出すのも良いでしょう。

食べる前に口腔ケアをすることで口腔内を清潔にしておきます。

そして、口腔内を刺激することで唾液の分泌が促されるので、飲み込み難さを改善できます。

また、舌の体操をしたり「ぱぱぱぱ、たたたた、かかかか、らららら」などと声を出して舌を動かすことで食べるための準備運動にもなります。

このような口腔ケアや舌の準備運動などを行うことで、むせることを予防できるのです。

そしてこれらが、誤嚥性肺炎の予防にも繋がっています。

誤嚥性肺炎は、食べたものが食道へ行かずに誤って気管や肺に入り込むことで起きる肺炎です。

日本人の死因の第4位になっていますが、65歳以上の高齢者の死因に限って見てみると第一位です。

口腔ケアを行ってむせることを防ぎ誤嚥性肺炎を防ぐことは、健やかな老後を過ごすうえでも重要なことの一つになります。

 

食べる時の姿勢も大切な摂食嚥下訓練

むせるということを防ぐためには、食べる時の姿勢も大切です。

座って食事をするためには、自分で頭や首が支えられるということが条件になります。

座る姿勢を取る時は、足の底をしっかりと床につくようにしましょう。

状態や頭や首が後ろに反ってしまわないように深く座ってもらうことが大切なポイントです。

だからと言って猫背も良くありません。

喉の筋肉が首を支えるために使われてしまって、その分食べ物が飲み込みにくくなります。

左右の骨盤や肩に傾きがないかどうかも、確かめてください。

傾いていたら、クッションで調整したりバスタオルを畳んで傾きを修正します。

テーブルは肘の高さになるようにすると、食べやすいです。

寝たきりの人も、上半身を起こした方が誤嚥性肺炎を予防できます。

また、食べ終ったからといってすぐに寝かすのではなく、食後暫くの間は上半身を起こしておくことをおすすめします。

食べた後すぐに寝てしまうと、食べ残しや唾液を誤嚥しやすくなります。

食後最低1時間はあけるようにしましょう。

食事の介助はスプーンを使って行います。

反応を見ながら、しっかりと嚥下できているか(飲み込めているか)やむせていないかを確認しながら介助することが大切です。

むせた場合はどのような食べ物でむせたのかをメモしておくと良いでしょう。

 

訪問歯科では摂食嚥下療法も行っている

訪問歯科では、虫歯や歯周病の治療や入れ歯の調整や作製だけではなく、口腔ケア摂食嚥下療法も行っています。

食事中にむせるとか飲み込みにくいとか喉に何か引っかかっているように感じると言ったお悩みや、脳梗塞の後遺症などで食べることに問題がある場合などにも対応できます。

歯科医師が状況を確認して、プランを考えて口腔ケアや食べるための訓練や飲み込むことのリハビリを行います。

もう一度固形物を食べたい」という希望や、胃ろうや鼻に管を使うのではなくいつまでも口から食べたいと言った希望や願いを叶えるために、一緒に考えていきましょう。

訪問歯科は要介護認定を受けていて在宅療養中の人や身体障害や精神障害があって、通院が困難だと歯科医が判断した場合に利用することができます。

介護保険や医療保険が使えるので、特別にお車代などが必要になることはありません。

食事中にむせるとか飲み込みにくいなどのお悩みを抱えておられる方は、まずはかかりつけの歯科医や近くの歯科医に相談してみることをおすすめします。

口から食べられるということは、生きる意欲にも繋がります。

 

年齢を重ねるにつれて口からスムーズに何の苦労もなく食べられるということが難しくなってきます。

食事中にむせたり飲み込みにくくなって来たと言ったお悩みや、最後まで口から食べたいという願いや、もっと形の有る物を食べたいと言った希望も、訪問歯科で摂食嚥下療法を行うことで解決したり叶えたりできる可能性があります。

サイト内検索
記事一覧